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- 県民会館開館60周年記念事業 黒部峡谷の魅力 名画とともに~セレネ美術館収蔵品より~
2025年3月1日(土)
~2025年3月30日(日) - 平山郁夫をはじめとする日本画家たちが描いた黒部峡谷の大自然をお届けします。
1993年、セレネ美術館は、黒部峡谷の玄関口である宇奈月温泉に開館しました。「変わりゆく黒部の大自然を、絵画芸術を通して未来へ伝える」を基本理念とし、現代日本画壇を代表する7名の画家―平山郁夫、塩出英雄、福井爽人、田渕俊夫、竹内浩一、手塚雄二、宮廻正明―に、黒部作品の制作を依頼しました。
黒部の魅力に魅かれた画家たちは、多忙の合間をぬって富山を訪れました。あるときはトロッコ電車に乗って風景を見つめ、あるときはダムや発電所で電源開発の営みに触れ、あるときは山小屋に泊まって自然と人のつながりを感じながら、数々の黒部作品を描きあげていきました。
開館当初は1点もなかった黒部作品も、開館から30年を経た現在、日本画30点が完成し、スケッチや下図など34点とあわせて収蔵、公開しています。そしてこれらの作品をご覧になる多くの方に、画家たちが込めた様々なメッセージを受け取ってもらいたいと願っています。
併せて、富山県民会館開館60周年、また世紀の大事業のよばれた「くろよん」も完成からおよそ60年が経ち、「60」という縁でつながった黒部峡谷の魅力を、「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放・旅行商品化に向けて、県都富山市で発信いたします。
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