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江戸から明治にかけて、日本海を縦横無尽に行き来し活躍した北前船。北前船が運んだのは米や昆布だけではありません。様々な文化や人々の思い…目には見えないものものせ、北前船は日本海航路の風に乗りました。
富山にも廻船問屋や寄港地があり、北前船によってもたらされた富は、その後の富山の発展を支える礎となって、今日に至ります。
今回は、北前船をモチーフとしたフィクション作品を、朗読者の声、和と洋の楽器が奏でる音楽、和洋の舞踊家の身体から発する響き、その全ての音が競い合い一体化する「音劇」として上演します。
構成・脚本・演出:江嵜 大兄
音楽監督・作曲:furani
舞踊監督・洋舞振付:鈴木 稔
日本舞踊振付:市山 松扇
【あらすじ】
天保十四年四月。東岩瀬の砂浜にある男が流れ着いた。男の名は儀平。北前船「観世丸」の水主(船乗り)だった男である。観世丸は半年前に行方知れずとなり、儀平はとうに死んだものとされていた。
観世丸と船頭の清吉、その他の船乗りたちはどこへ消えたのか──。
奉行所で詮議を受ける儀平。その噂は北陸一の踊り手と名高い辰巳芸者、雪の耳にも届く。
「これよりお話するは全て嘘偽りのないことにございます──」
季節外れの春雪が舞う中、それぞれの真実が明らかになっていく。
【出演】
清吉/朗読:堀江 一眞、日本舞踊:花ノ本 海
雪/朗読:沼倉 愛美、バレエ:林 ゆりえ
儀平/朗読:佐藤 拓也
日本舞踊:西川 扇左衛門、花柳 寿々彦、藤間 直三、藤間 豊彦、若見匠 祐助
バレエ:〈スターダンサーズ・バレエ団〉谷川 実奈美、松本 実湖、酒井 優、角屋 みづき
指揮:furani
演奏:
〈東京室内管弦楽団〉
ヴァイオリン:須山 暢大、工藤 由紀子、高木 聡、水村 浩司、村瀬 敬子/ヴィオラ:河野 理恵子/チェロ:小澤 洋介/コントラバス:髙杉 健人/フルート:吉田 雅信/オーボエ:林 憲秀/クラリネット:河端 秀樹/ホルン:森 泰/パーカッション:宮崎 仁
〈富山の演奏家〉
ヴァイオリン:渋谷 優花、新井 紗央理、嶋 志保子、藤田 千穂、堀江 加奈恵/ヴィオラ:内山 隆達/チェロ:井上 貴信/フルート:四十谷 諒/クラリネット:安田 菜々子/トランペット:葉室 晃/ホルン:安田 健太/トロンボーン:廣瀬 大悟/テューバ:上森 菜未/和太鼓:河合 朋宣、河合 大地/三味線:北川 綾乃、山水 美樹/胡弓:本田 麻優美
【スタッフ】
舞台美術:江頭 良年/舞台監督:高橋 義広、今村 麻奈美/照明:小川 修/音響:林 京亮、林 啓太/衣裳デザイン:久保田 小百合/衣裳:stina/衣装協力:松竹衣装/作曲助手:村田 祐一/制作助手:太田 秀介
【主催】公益財団法人富山県文化振興財団
【共催】富山県、北日本新聞社、富山テレビ放送、FMとやま
【後援】一般社団法人富山県芸術文化協会
【協力】富山県日本舞踊協会
【助成】一般財団法人地域創造